こんにちは医学生のそーいちです。                                            いきなりですが、医学部医学科ってどんなところだとおもっていますか?                           例えば、頭のいい人たちが集まるヤバいところ!、とか、この世の天才だけがいけるとこ!って思ってる人って結構いると思います。

けど実際は違います笑                                           実は人間味に溢れていて努力家な人ばっかりです!(ごく1部には天才みたいな人はいますけど笑)

今回は、現役医学生の私そーいちがみなさんに知られざる医学部の世界を公開しちゃいます!

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大学は6年制

普通の大学生は4年間大学に通います。                                 4年間大学に通って必要な単位数をとって卒業してどこかに就職するというのが大学生の一般的な流れだと思います。

しかし、医学生は6年間も大学に通います。

大学院に行っているわけではありません。卒業するまでに6年かかるんです。                       普通の大学生の1.5倍の大学生活。とても長いです。

6年間も大学生活があるということは、それだけ勉強しなければならないことが多いということです。   

ちなみに6年制の学科は医学部医学科以外に、歯学部歯学科、獣医学部、薬学部の一部(薬剤師育成)があります。いずれも医療系で学ことが多い分野です。


浪人と再受験が多い

医学部医学科は大学受験における最難関です。                                偏差値の平均は70オーバー、一番低いところでも65はあります。難易度で東大と肩を並べる大学さえあります。

それだけの難易度がゆえに、現役での合格が叶わず、浪人して入学する人が多いというのが現実です。2浪、3浪も珍しくありません。

現役生が多いと言われる国公立でも浪人率は約半分、私立になるともっと増えます。おそらく、私立の方が浪人生に優しいからだと思います。

さらに、いったん大学に入学して働いて、それらを辞めて医学科に入学し直す人が増えてきています。これを再受験というのですが、医学科は再受験の人が多いのも特徴です。こういった人たちはこれまで築いてきたステータスを捨てて受験してきているので、医学を志す気持ちがとても高いです。東大卒や一流企業に勤めていた人なんてざらにいます。

浪人・再受験の割合が高いことで、医学部の平均年齢は他に比べると高くなっています。


私立と国立は全く別物

医学部にも私立と国立があります。

この2つは全くといっていいほど別世界となっています。

国立の医学部は普通の大学生とさほど変わりません。                                   学費は他の学科と同じで年55万円ほど、6年間で大体350万円ほどで済みます。

しかし、私立になると一変!安いところでも6年間で2000万円、高いところでは6000万円近くかかるところもあります。       それだけの学費を払える家庭は限られてきます。多いのはやはり医者の子供です。彼らには実家の病院を継いだりといった使命があるので、親もそれだけの学費が出せるのでしょう。

また私立の大学は国家試験合格率を重視しているため、大学のカリキュラムが厳しく学生の勉強習慣を管理する傾向があります。偏差値の高い私立は割と放任主義の傾向ですが、低い私立は厳しく留年率も高い傾向があります。全体的に国立大学の方が私立大学よりもカリキュラムは緩めです。

あと、一般的に国立大学では他の学部の人たちと共通の授業を受けたりするため、他学部に友達ができやすいです。


キャンパスが違う

医学部のキャンパスは同じ大学でも他の学部とは違う場所にあることが多いです。講義を行う教授が大学病院で働いている「医師」なので、キャンパスも大学病院の近くだったり併設していたりします

国立大学の場合、1年生の間に一般教養というさまざまな分野(外国語、物理、経済など)を学ぶため、同じキャンパスで過ごしますが、医学専門科目が本格的に始まる2年生からはほとんど医学部のキャンパスにしか行かなくなります。医学部のキャンパスにもちゃんと学食や図書館があるため、特に困ることはありません。

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部活が違う

上で述べたように、医学部は他学部とキャンパスが離れているため、同じ大学の人とも授業で交流する機会が少ないです。さらに、6年制で学業も忙しいため、他学部の人たちとなかなか生活のリズムが合わないのです。

代わりに、医学部生のみで構成される”医学部部活”に入ることがほとんどなのですが、これがかなり特殊なのです。大会には、医学”科”生のみが参加できる「東医体」「西医体」という大会があるため、所属しているのは医学科生が大半です。そうすると普段から授業や実習で顔を合わせる人たちとしか絡む機会がありません。しかし、部活に入って先輩と(タテ)の繋がりを作っておかないと、過去問や実習の情報を得ることができずに真面目な学生でも留年してしまうこともざらのあります。そのため、医学生の部活参加率は約9割。しかもなぜかほとんどが体育会系なのです。

大学・サークルでのつながりがないとなると残りはバイトです。医学生は教育系のバイトに就くことが多いですが、居酒屋などで働いている人もいます。コミュニティを広げたい人にはバイトがおすすめです


勉強・実習が大変

これについては皆さんある程度想像はつくかと思いますが、実際に何が大変なのかを説明したいと思います。

医学生も1年目は他の大学生と同じ一般教養の単位を取ります。1年目はいわゆる大学生のようなキャンパスライフを送れます。

2年目からは専門科目、医学の勉強がスタートします。ここからが大変!どの分野も教科書は分厚く授業はわかりにくくテストの範囲は膨大なのです。さらにどの科目落としてはいけません。どれか一つでも落としたら留年なのです。

3〜4年生になると基礎から臨床寄りの勉強になってきます。こうなると消化器科・耳鼻科などの臨床科ごとにほぼ毎週テストがあります。さらに4年末にはCBT・OSCEという2大試験があり、1〜4年までで習った全範囲が試験範囲となります。

5年生になるといよいよポリクリが始まります。ポリクリとは実際に病院で行う実習のことで見学がメインですが、レポートなどの課題が科されます。ついていくだけでもかなりの勉強量が求められるハードな実習です。

6年生、国家試験が近づいてきましたね。医師国家試験に受からないと医学部を卒業しても医師になることはできません。最後の学生生活なので死に物狂いで勉強します。

というわけで、医学生は試験前や実習中はめちゃくちゃ勉強しています!

試験がない時は意外と、、、

ここまで読まれた方は医学生ってとっても忙しいんだって思ったと思うんですけど、実はそんなこともないんです笑。そりゃあもちろん試験前は勉強しますけど、それ以外は結構暇な時間もあるんです

試験がない時は基本的に授業だけ、課題があっても遊びやアルバイトをする時間くらいはあります。実際に医学生のほとんどがアルバイトをしています。さらに前述している通りみんな部活に入って活動しています。決して勉強しかしていないわけではないのです。


個性豊かな人が多い

そうなんです!皆さんのご想像通り、医学部には変わった人が多いです。

多分、この記事を書いてる私も世間的に見たら変わってるんだと思います。                                  みんな頭はいいんですがどこかズレています笑。自分の話を延々にしたり、極度のコミュ障だったり、変な趣味を持っていたり、、、、

私立で中高一貫出身の人が多いのも原因の一つだと思います。                           仲良くなっていくとみんなの意外な一面が見れたりするのも面白いですね。

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医学生ってモテるの?

これは皆さんが気になる話題だと思います笑。                                                この問いに関する僕の答えとしては、別にそんなことはないと思います。

男子学生の彼女のいる割合はおおよそ2〜3割くらいで、女子学生の彼氏がいる割合は5割くらいです。この数字を見ても医学生が特別、モテるわけではないことがわかると思います。さらに、カップルのほとんどは同じ医学部内で付き合っているのです。コミュニティが狭いので同じクラス内か部活の先輩後輩で付き合ってしまうんですよね。もちろん合コンなどに参加して外の人と付き合っている人もいます。医学部の男女比は大学にもよりますが大体7:3くらいで、少ない女子の方がモテるので割合は上になるのです。                                   ちなみに僕は友人の紹介で他大学の人とお付き合いしています笑。(まじ感謝!

まとめ

最後までこの記事を読んでいただきありがとうございます。

いかがだったでしょうか。

今回は皆さんがご存知でないであろう医学部の実態をちょこっとお話ししてみました。少しでも楽しくこの記事を読んでもらえたのなら幸いです。

この記事ではわかりやすい表現を心がけたため、地域差や大学差に詳しく言及していないところが多々あります。また、個別の項目についても今後別途詳しく書いて補足していく予定です。                         なので、今後とも「とある医学生の日常blog」をよろしくお願いします🙇