軍と準軍事組織が新たに72時間の停戦で合意した後も、散発的な戦闘が続いているアフリカのスーダン。 スーダン保健省によると、4月15日以降、軍と準軍事組織による戦闘での死者は、460人に上っています。
こうした中、WHO=世界保健機関は、武装した集団が首都・ハルツームの国営公衆衛生研究所を占拠したことを明らかにしました。今のところ、軍と準軍事組織のどちらが研究所を占拠したのかは不明のままです。
国営公衆衛生研究所には、麻疹、ポリオ、コレラなど、さまざまな致命的な病気の分離株(いわゆるサンプル)が保管されているので、これらがもし放出されたら、スーダンは戦闘員や非戦闘員を含めとても危険な状況に陥ってしまいます。